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Destroyed mangrove forest in Cape Ca Mau, South Vietnam,1976
(Destroyed mangrove forest in Cape Ca Mau, South Vietnam,1976)

AGENT ORANGE IN THE VIETNAM WAR 33年目の枯葉剤
2007年中村梧郎ニューヨーク展はMAGNUMから創立60周年記念フェスティバル参加作品に選ばれました

中村梧郎写真展
6/28(土)~7/26日(土) JICA 横浜1Fホール
■ JICA(ジャイカ)横浜1Fホール(マップ参照)
TEL:045-663-3251
JR桜木町または、みなとみらい線馬車道下車
サークル歩道橋を目標に徒歩7分~15分
*開館9:30~18:00、祝休日もOPEN
■ 6月28日(初日)は14時から講演会
「戦争が遺したもの、そしてベトナムの未来」
16時から写真展オープニング・パーティー。
■ 7/13(日)には中村梧郎のギャラリー・トーク
主催:中村梧郎写真展の会
協賛:21世紀国際交流会  mail: haneda@iea21-japan.org FAX03-3510-7973
  久保医療文化研究所  mail: shojishoichi@yahoo.co.jp
協力:JICA横浜 045-663-3251

■ 講演会
「戦争が遺したもの、そしてベトナムの未来」
講師:ボー・ミン・ブー(ハノイ大学教諭)
6月28日(土)14時1F会議室(資料代千円)

■ 写真展オープニング・パーティー
6月28日16時写真展会場で、ビール・ワインなどで軽くお祝いいたします。

■ 中村梧郎のギャラリー・トーク
7月12日(土)14時~。パワーポイントなどを使っての写真解説と撮影余話、1F会議室。

MAGNUMが評価


マグナムは1947年にロバート・キャパやアンリ・カルティエ・ブレッソンらが創設した世界屈指の写真家集団です。2007年にはその60周年を祝って「創立記念フェスティバル」が開催されました。4月に中村梧郎写真展を見に訪れたマグナムのメンバーは「これは凄い」とフェスティバルへの参加作品とすることを即決、マグナム会員による20数ヶ所での写真展と同時に開催される、会員外ではわずか3人(日本人としてはだだひとり)の招待参加者に選ばれました。その結果、マグナムのカタログやウェブサイトでも中村梧郎展が紹介され、注目を浴びました。

写真展の趣旨


ベトナム戦争が終わって33年が経ちました。しかし米軍の枯葉作戦による被害はいまだに続いています。枯葉剤Agent Orangeの中に混入されていたダイオキシンが人体を蝕み、次の世代まで障害を背負わされています。480万のベトナムの人々が枯葉剤を浴び、300万人が何らかの影響を受け、先天障害を背負う15万人の子供たちがいるとされています。ベトちゃんドクちゃんは日本でも良く知られていますが、そのほかにも、様々な障害に苦しみ、あるいは流産や死産で生まれてくることさえできなかった多くの子供たちがいます。30年前に出会って撮影した子供たちはいまは中年の大人になりました。そんな人々の年月を記録したのがこの写真展です。また、ベトナムに派遣されたアメリカ兵も枯葉剤に汚染され、いまもガンなどに苦しんでいます。初の海外派兵でベトナムに送られた韓国軍部隊も枯葉剤を浴びました。化学兵器としての枯葉剤は、敵も見方も関係なく人体汚染を引き起こしたのです。世界には現在でも戦禍にさらされている子供たちがいます。悲劇は繰り返されることのないようにしたいものです。

中村梧郎プロフィール


1940年生まれ長野県出身、フォトジャーナリスト。
前・岐阜大学地域科学部教授(メディア論、環境論)、70年代初めからベトナム戦争を取材、74年以降枯葉剤問題を検証。テレビ朝日の報道番組ザ・スクープでもダイオキシン汚染とごみ問題などを取り上げてきた。
現在は敬愛大学環境情報研究所客員研究員、現代写真研究所講師、日本写真家教会会員、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞選考委員。
1983年NIKON第8回伊奈信男賞、96年日本ジャーナリスト会議特別賞、2006年第1回科学技術ジャーナリスト(JASTJ)賞を受賞。
著書に「戦場の枯葉剤」(岩波書店)、「新版・母は枯葉剤を浴びた」(岩波現代文庫)、「環境百禍」(コープ出版)など。
さらにお知りになりたい方は、下記をご覧下さい。:
http://www.goro-nakamura.com/japanese/books_photos.html

支援で実現したニューヨーク展


2007年2月から6月まで5ヶ月間にわたった「中村梧郎の枯葉剤AGENT ORANGE」展は、マンハッタンにある法科大学ジョンジェイ・カレッジのプレジデント・ギャラリーで開催されました。この間、多くの学生や市民が会場を訪れ、「あまりにもひどい。こんなことがベトナムで起きていたなんて知らなかった」とか「アメリカでは帰還米兵がガンになるなどの話が報じられるばかりで、こうした写真を見たのは初めて」などの声が寄せられました。ニューヨーク展の実現には中村梧郎の出身校である長野県諏訪清陵高等学校の同窓会有志の応援や、新聞報道を見て支援を寄せてくれた多くの人々の力が支えとなりました。アメリカでの展示は難しい、というのが定説でしたが、ようやく実現したものです。現在はEast Tennessee大学で5月から8月まで展示されていますが、さらに全米巡回展となって行く予定です。
■会場のJICA横浜へ行くにはJR桜木町または、みなとみらい線馬車道駅で下車、徒歩7分から15分。デートスポットをお楽しみ下さい。
会場地図
※画像をクリックすると地図が大きくなります。




MAGNUM創立60周年記念
マグナム・フェスティバル'07参加作品
中村梧郎写真展:ORANGE
2007年2月6日~2007年6月17日

ニューヨーク
ジョンジェイ大学ギャラリー
イメージ
 
→NY写真展「ORANGE」の紹介 こちらをクリックしてください

マグナム・フェスティバル参加作品に推挙さる
―ニューヨークで開催の中村梧郎「枯葉剤」写真展―
 イメージ
 
 ニューヨーク市立大学のジョンジェイ・カレッジで、今年2月から6月半ばまで開催されていた、 中村梧郎(枯葉剤)写真展「ORANGE」が、この4月、マグナムから創立60周年記念フェスティバル参加作品としての推挙を受けた。 マグナム(MAGNUM)はロバート・キャパやアンリ・カルティエ・ブレッソンなどが創設した世界トップのドキュメンタリー写真家集団。 5~6月にかけて行なわれたフェスティバルはその創立60周年の記念イヴェントである。マグナムは会員に限定することなく、 外部からの参加作品を期待していた。
ORANGE展の会場を訪れたマグナムのメンバーは、中村梧郎の作品がマグナムの理念や水準にふさわしいとして、 高い評価を下した。フェスティバル期間中のイヴェントは全部で26会場。うち18会場がマグナム会員らによる写真展で、会員外は中村梧郎を含む5人。 日本人では唯ひとりの推挙作品となった。ORANGE展については期間中、マグナム・フェスティバルのパンフレットやウェブサイトでも紹介された。
   「初めて知った」と言う米市民
   今回のORANGE展は、昨年10月に同大学で行なわれた「沈黙の春―AGENT ORANGE(枯葉剤)」展に続く個展であり、 会期は6月17日まで5ヶ月のロングラン。展示写真は、1m×1.5mの大判プリント5点を含む全紙版のモノクロおよそ30点で構成された。 この写真展は、枯葉剤がひきおこした悲劇の全貌をアメリカ市民に提示する初めての機会となった。会場を訪れた人々は異口同音に 「ベトナムでこんなことが起きていたのを初めて知った。胸が痛む」といった感想を語った。同展は日本の「枯葉剤ニューヨーク展を成功させる会」など、 多くの人々の支援と募金で実現したもの。  ベトナム戦争で使用された枯葉剤(Agent Orange)とその被害について、日本ではこれまで様々に報道されてきた。 しかし、アメリカでの枯葉剤報道は「ベトナムから帰った米兵が後遺症に苦しむ事実」ばかりに力点が置かれ、 ベトナムの悲劇が積極的に報じられることは少なかった。米メディアが取りあげたのは最近のことと言って良い。 ベトナム戦争中から始まった中村梧郎による枯葉剤問題の取材と検証はすでに30数年を経過したが、この間ベトナムだけでなく、 アメリカや韓国の帰還兵たちの被害にも目を向けてきた。写真展は日本やベトナムで開催してきたが、中村は「ベトナムが背負った 苦難はアメリカの人々にこそ見てほしい」として、現地での開催の条件を探ってきた。
   全米巡回の写真展へ
   日本と同様に、アメリカは戦争での加害の事実に対しては目を塞ぎがちである。 原爆の写真展示さえ難しい現地で、枯葉剤写真展の実現は易しい課題ではなかった。 この間に9.11事件が起き、アフガン・イラク戦争も始まった。アメリカの愛国キャンペーンは先鋭化し、 写真展開催は困難となった。 しかし月日とともに、イラク戦争が「大量破壊兵器を隠し持ち、テロリストとつながっている」という 捏造された理由での開戦であったことが明らかとなった。ブッシュ大統領への支持は昨年になって急落、 「アメリカがこれまでやってきた戦争とは、本当は何だったのか」と問い直す市民らの動きも広がった。 そうした状況下で、写真展は急きょ実現へと動くこととなった。ORANGE展はニューヨークの後、バーモントへ移動、秋にはノースカロライナ、来春はテネシーなどで開催されることが決まっている。 アメリカのNPO「戦争の遺産プロジェクトWar Legacies Project」は写真展の今後の全米巡回を目指して動いている。

■ご協力いただいた皆様へ
   困難とされたアメリカでの写真展実現に当たっては諏訪清陵OBの方々をはじめ多くの皆様のご支援をいただきました (朝日新聞06年8月30日付けの紹介記事参照)。 制作費・人件費・輸送費・旅費など避けられぬ多くの支出もそれによって支えられましたが、 今後も全米巡回展などでの経費負担が増えることが予想されます。 しかし、何とか頑張ってゆくつもりです。貴重な応援を、本当に有難うございました。


 
東京芸術座にて、村山知義没後30年メモリアル公演 ・中村梧郎原作「母は枯葉剤を浴びた」が、
2007年8月18日(土)~24日(金)に上演されました。
詳しくは上記画像をクリックし、「上演記録」をご覧下さい。
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